イカナゴ特集
今年も2/28にイカナゴ漁が解禁となりました。
漁港では朝から慌しくイカナゴ漁船が行き来しています。
イカナゴ漁は二隻一組で網を渡し、海面近くを泳ぐイカナゴを捕まえます。
漁港ではおこぼれに預かろうと大量の海鳥が待ち構え、港に帰ってきた二隻の漁船の後を追う姿は圧巻です。
その姿をカメラに捉えようと、この時期には多くの写真家や愛好家が港付近でカメラを構える姿が見られます。
水揚げされたイカナゴを満載した軽トラックが加工場に入り釜揚げの作業が始まると、付近には磯の香りがたちこめ、春の訪れを感じさせます。
また別の加工場付近では釘煮の甘い香りが漂います。
イカナゴの釘煮は瀬戸内海東部沿岸の郷土料理で、それぞれの家庭により味が異なります。
山椒味・生姜味・唐辛子味などなど様々なバリエーションがあり、各家庭で炊いた釘煮を季節の贈り物として贈る風習もあります。
淡路島北部では各水産加工会社がさまざまな釘煮を販売していますので、先述の漁港の風景とともに味わってみてはいかがでしょうか。