秋祭りとだんじり特集

awajidanjiri_2014sep

 

朝晩の気温も下がり始め、いよいよ秋の足音が聞こえ始めました。

稲の刈り取りも始まり、いよいよ淡路島も活気づいてきます。

そう、一年の実りに感謝し、神々に感謝する、今年も秋祭りの時期になりました!

この時期になるとだんじりの格納してある倉庫から夜遅くまで囃子の練習の音が聞こえます。

「チキチン、チキチン、チンチキチキチン・・・・・」

低く地を這うような太鼓の音、軽快な囃子の音。

忙しい収穫作業が終わって間もないはずですが、練習をこなす町の人々の表情は活気に満ち溢れています。

格納庫の中には独特の布団だんじりが鎮座し、祭りの日を今か今かと待ち構えています。

だんじりとは、祭事に使われる「山車(だし)」の一種。全国各地にだんじりは存在しますが、淡路島のだんじりは一風変わった風貌をそなえています。

淡路島のだんじりは屋根に赤い布団を5枚重ねたデザインをしています。

通常の山形の屋根ではなく、下から上へ広がっていく「須弥山形」を特徴とし、全国から見物客がやってきます。

淡路島の祭りは主に9月に集中する秋まつりと2月から5月にかけて行われる春祭りがあります。

そしてそのどちらにも布団だんじりはその勇壮な姿を見せ、地元民や観光客を沸かせるのです。

半年に一回のお祭り騒ぎ、守り続けてきた伝統を是非体験してみてくださいね。